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「慰安婦」問題に焦点を当て、戦時性暴力の被害と加害の資料を集めた「女たちの戦争と平和資料館」(wam)のブログです。
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特別展の連続セミナーが始まりました。
昨年の12月16日から始まった第4回特別展「東ティモール・戦争を生きぬいた女たち~日本軍とインドネシア支配の下で~」の連続セミナーhttp://www.wam-peace.org/main/modules/news/article.php?storyid=39が2月23日から始まりました。wamでは展示内容をより深く理解していただこうと、特別展ごとに連続セミナーを開催しています。今回のセミナーはジャーナリストや研究者、NGOのスタッフなどの専門家をお招きし、映像とともにお話を伺う企画です。

第1回目はアジアプレス所属のビデオ・ジャーナリスト、綿井健陽さんを講師にお迎えしました。
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綿井さんは、1999年に東ティモールに入り、長期間取材を行いました。当時東ティモールでは、インドネシアからの独立の是非を問う住民投票が行われることになっており、独立をめぐって残留派と独立派が対立し混乱のさなかにありました。現地で取材をするジャーナリストが殺害される事件もおき、綿井さんと一緒に取材をした同僚のインドネシア人ジャーナリスト、アグスさんがインドネシア残留を主張する武装組織に殺害されました。

セミナーのはじめに、綿井さんが東ティモールを最初に取材し制作したVTRを上映。東ティモールの独立をめぐる闘いを描いています。第2次世界大戦後、ポルトガルの支配下にあった東ティモールで、宗主国ポルトガルで起きた革命の影響を受け、フレテリンを中心に独立の機運が高まりますが、インドネシアはこれを阻止し併合宣言を行います。映像では独立派ゲリラの活動や訓練の様子も追っていました。
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次に、殺害されたアグスさんが死の40分まで撮影した映像を元に、アグスさんの足跡を追った追悼番組を上映。この番組は世界中で放映されました。アグスさん撮影のテープは、武装勢力に襲撃された時に乗っていた車が海に転落し、その車の中から発見されました。

ともに取材を続けてきた綿井さんとアグスさん。ある時別行動を取ることにし握手をして二人は別れました。「もしあの時一緒に行動していたら・・・何かが変わっていたかも」綿井さんのことばからは、友人であり同僚を失った深い悲しみと重みが感じられました。

また、独立派ゲリラの女性のその後を追った映像も上映。10ヵ月後に再会したその女性は、同じ組織に所属する男性と結婚し、妊娠。「出産後も活動を続ける」とその女性は決意を語っていました。

映像とトークの後は活発な質疑応答が行われました。

東ティモール展の展示制作プロジェクトチームに加わり、多大なご協力をしてくださった、東京女子大学教授で東ティモール全国協議会http://www.asahi-net.or.jp/~AK4A-MTN/index.htmlのメンバーである、古沢希代子さんがセミナーに参加されていて、日本のマス・メディアがどのように東ティモールを報道してきたのかについて説明されました。
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1999年当時、日本のメディアでは独立派と残留派があたかも対等に対立しているかのような報道がなされ、残留派に武器を提供するなど民兵を支援していたインドネシア国軍の存在が見えなくされていた、と古沢さん。東ティモールの歴史も簡略に説明していただき、参加者の理解の助けになりました。



いつもとは参加者の顔ぶれが違い、新鮮な印象のセミナーでした。
2回目以降もみなさま是非ご参加ください。
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