wamblog - アクティブミュージアム 女たちの戦争と平和資料館 -
「慰安婦」問題に焦点を当て、戦時性暴力の被害と加害の資料を集めた「女たちの戦争と平和資料館」(wam)のブログです。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


セミナー「女性に対する暴力の社会的・文化的背景~バングラデシュ女性NGOの挑戦」
バングラデシュのNGO「ナリポッコ」の活動家ギタ・ダス(Gita Rani Das)さんをお招きして、wamオープンスペースで2月4日(日曜日)、アジア女性資料センターと共催でセミナーを開催しました。

http://www.wam-peace.org/main/modules/news/article.php?storyid=34

DSC_0038.jpg


ギタさんが所属するNGO「ナリポッコ」はベンガル語で「女性の側」という意味。1983年に創設された会員組織で、草の根組織をネットワークし、女性に対する暴力に取り組んでいる団体です。ナリポッコの活動分野は以下の5つ。

1 男女平等の実現と女性の政治参加促進
2 女性の人権・女性に対する暴力への取り組み
3 女性の健康とリプロダクティブ・ライツ
4 環境・開発の中のジェンダー
5 メディアや文化の中での女性の描写・表現

会の活動は、ネットワーキング、警察や病院のモニタリング、調査、アドボカシー、暴力のサバイバー女性への支援、カウンセリング、執筆・言論活動と多岐にわたります。「女性に対する暴力は、バングラデシュ社会の女性を男性に従属させる社会的・文化的規範や信念に深く根付いており、女性に対する暴力は犯罪として捉えられてはおらず、社会的に受け入れられている」、とギタさん。それに対してナリポッコは、「女性に対する暴力は犯罪である」との立場を明確にしています。暴力を受けた女性を「犠牲者」とは呼ばずに「サバイバー」と呼び、それぞれがアイデンティティを保てるよう、言葉遣いにもナリポッコのポリシーが反映されています。

次に、ナリポッコの重要な活動の一つ、ネットワーキング活動について説明していただきました。1995年、ナリポッコが女性団体の全国会議を開催し、女性のための独立したプラットフォームを作ることを提案。翌96年には女性に対する暴力と政治的エンパワーメントに取り組むために、女性団体の全国ネットワーク“Doorvar”(「不屈」の意)を設立。全国550(!)の女性団体が加盟しています。Doorvarではサバイバーや家族への接触、事件調査、抗議行動やデモ、地方議員への働きかけ、警察や行政機関に圧力をかけるためのメディアへの働きかけなど、活発に活動を行っています。2006年には1595件もの暴力の問題に取り組みました。

DSC_0041.jpg



パワーポイントを使っての説明の後は、質疑応答が行われました。日本のメディアにはほとんど登場しないバングラデシュ。政治状況や文化背景、女性をとりまく状況がよく知られていないこともあって、たくさんの質問が出され、とても活発な質疑応答&ディスカッションに。とても有意義なセミナーになりました!

スポンサーサイト




Copyright © wamblog - アクティブミュージアム 女たちの戦争と平和資料館 -. all rights reserved.