
wamライブラリーより、書籍を2冊紹介します。
◆ 『誰が<表現の自由>を殺すのか:ニコンサロン「慰安婦」写真展中止事件裁判の記録』
安世鴻;李春煕;岡本有佳/編
御茶の水書房 2017.9

ニコンサロン「慰安婦」写真展中止事件の、事件発生から勝訴判決にいたる経過と、裁判闘争がもつ意義をまとめた記録集
裁判では、「企業の恣意的な決定が表現の自由に及ぼす影響」という点に最大の注目が注がれました。
ニコンが写真展を中止した深層は、「慰安婦」問題は日本社会の禁忌に触れるものであるということが想像されます。
◆ 『<戦後>の誕生:戦後日本と「朝鮮」の境界』
権赫泰;車承棋/編 中野宣子/訳 中野敏男/解説
新泉社 2017.3

<訳者あとがきより>
日本の「戦後」は「朝鮮」を消去することにより成り立っている。…「少女像」を撤去させその記憶の「消去」を図ろうとしている。
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