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「慰安婦」問題に焦点を当て、戦時性暴力の被害と加害の資料を集めた「女たちの戦争と平和資料館」(wam)のブログです。
文化女子大学の学生さん来館
昨日文化女子大学の学生さんが教養課程の課外授業の一環で来館されました。授業の担当教授、木村さんのリクエストにお応えして、ビデオと館内説明あわせて1時間半、たっぷりご案内させていただきました。

最初に姜徳景さんの人生と闘いを追ったドキュメンタリー「私たちは忘れない」を上映。一人の女性の人生を通して、「慰安婦」被害の実態と彼女の日本政府への怒りがストレートに伝わってくる作品です。

「慰安婦」ということばすら聞いた事がない(!)、という学生さんが大半だったので、「慰安婦」とは何か、からはじまり、社会問題化していく過程、被害女性たちの闘い、女性国際戦犯法廷などを説明。
女性国際戦犯法廷のビデオも上映しました。

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現代も続く、紛争下での女性に対する暴力を明らかにする取り組み、「女性国際戦犯法廷」の一環として開かれた「国際公聴会」や教科書問題に触れた後、東ティモール展を説明。

「テキストが多いパネルで読むのが大変だとは思いますが、1枚でいいから被害を受けた女性たちのパネルを読んでみてください」との事務局長のことばにこたえて、学生さんたちは真剣にパネルを読んでいました。

大学ではファッションや造形を学ぶ学生さん。「慰安婦」問題に触れる機会は中々ないと思います。「将来仕事で、海外、特にアジアのデザイナーさんと仕事をすることがあるかもしれない。その時に向こうは被害を受けた歴史を知っているけど、こちらは知らない、というわけには行かないのでは?」と事務局長。誰しも歴史や政治に無関係でいられるということは無いのだと思いました。

学生さんたちはどんな感想を持たれたのでしょうか?
真剣なまなざしに期待したいです。
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セミナー「女性に対する暴力の社会的・文化的背景~バングラデシュ女性NGOの挑戦」
バングラデシュのNGO「ナリポッコ」の活動家ギタ・ダス(Gita Rani Das)さんをお招きして、wamオープンスペースで2月4日(日曜日)、アジア女性資料センターと共催でセミナーを開催しました。

http://www.wam-peace.org/main/modules/news/article.php?storyid=34

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ギタさんが所属するNGO「ナリポッコ」はベンガル語で「女性の側」という意味。1983年に創設された会員組織で、草の根組織をネットワークし、女性に対する暴力に取り組んでいる団体です。ナリポッコの活動分野は以下の5つ。

1 男女平等の実現と女性の政治参加促進
2 女性の人権・女性に対する暴力への取り組み
3 女性の健康とリプロダクティブ・ライツ
4 環境・開発の中のジェンダー
5 メディアや文化の中での女性の描写・表現

会の活動は、ネットワーキング、警察や病院のモニタリング、調査、アドボカシー、暴力のサバイバー女性への支援、カウンセリング、執筆・言論活動と多岐にわたります。「女性に対する暴力は、バングラデシュ社会の女性を男性に従属させる社会的・文化的規範や信念に深く根付いており、女性に対する暴力は犯罪として捉えられてはおらず、社会的に受け入れられている」、とギタさん。それに対してナリポッコは、「女性に対する暴力は犯罪である」との立場を明確にしています。暴力を受けた女性を「犠牲者」とは呼ばずに「サバイバー」と呼び、それぞれがアイデンティティを保てるよう、言葉遣いにもナリポッコのポリシーが反映されています。

次に、ナリポッコの重要な活動の一つ、ネットワーキング活動について説明していただきました。1995年、ナリポッコが女性団体の全国会議を開催し、女性のための独立したプラットフォームを作ることを提案。翌96年には女性に対する暴力と政治的エンパワーメントに取り組むために、女性団体の全国ネットワーク“Doorvar”(「不屈」の意)を設立。全国550(!)の女性団体が加盟しています。Doorvarではサバイバーや家族への接触、事件調査、抗議行動やデモ、地方議員への働きかけ、警察や行政機関に圧力をかけるためのメディアへの働きかけなど、活発に活動を行っています。2006年には1595件もの暴力の問題に取り組みました。

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パワーポイントを使っての説明の後は、質疑応答が行われました。日本のメディアにはほとんど登場しないバングラデシュ。政治状況や文化背景、女性をとりまく状況がよく知られていないこともあって、たくさんの質問が出され、とても活発な質疑応答&ディスカッションに。とても有意義なセミナーになりました!



サヨナラ、プリンタ
先日、wamの開館準備のころから愛用してきたカラープリンタがついに壊れました。wamのオープンと時を同じくしてアメリカに旅立った、スタッフSの友人から譲り受け、それは大切に使ってきたプリンタです。
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家庭用なのに、月に数千枚印刷というオーバーワークに1年半以上も耐えたタフなプリンタでしたが、最近はインクを充填したばかりでも、かすれた文字を吐き出すようになるほど、疲れきっていました。

そして先日、ついに全く印刷が出来ない状態に・・・。

東ティモール展のセミナーが2月下旬から始まることが決定し、会員の皆さまに送付するお知らせハガキを印刷しようとしたその時に、うんともすんとも言わなくなってしまいました。

急遽スタッフSが新しいプリンタを買いに、新宿のヨドバシカメラに走りました。

「2万円までで、コストパフォーマンスが良くて、スピードが速くて、一度に300枚くらいハガキをセットできるプリンタ下さい」

という無謀な注文に、困った顔をしながらも親切にあれこれ教えてくれる店員さん。

結局同じメーカーのプリンタを購入。


後継機なので多少はスピーディになった気がしますが、気のせいかな?
1000枚以上のハガキを裏表、二日かけて印刷しました。

この調子でこき使っていると、また壊れそうで心配です・・・。

どこかに業務用のカラーレーザープリンタが余っている、という都合のいい情報がありましたら、事務局までご連絡ください!




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