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「慰安婦」問題に焦点を当て、戦時性暴力の被害と加害の資料を集めた「女たちの戦争と平和資料館」(wam)のブログです。
入館者ゼロ・・・?
と思っていたら、金曜日の閉館時間まであと2時間、という頃に山梨民医連の方々が団体で来館されました。

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平和学習ツアーの最後にwamに来られたそうです。wamの前には靖国の遊就館を見学されたとのこと。さぞかし規模の違いに驚かれたことでしょう・・・。

実際、平和学習ツアーなどでwamを見学される方の多くが、場所が近いこともあって遊就館の後にいらっしゃることが多く、みなさん一様に「ぜんぜん違う!」とおっしゃいます。その思想もさることながら、あまりの規模の違いに愕然とするようです。「民衆」の手で運営している資料館の現実なのだろうと思います。

さて、山梨民医連のみなさまは、靖国神社ガイドの長谷川順一さんと一緒に来館。

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長谷川さんは去年だけで、92回1719人の方を靖国に案内されたそうです!なんと!

みなさんwamへの来館は初めてとのこと。「館内のガイドを」とご依頼を頂いたので、事務局長と交代で館内をガイドしました。(といっても80%は事務局長が説明していました。^_^;)

ツアー参加者には若い方も多く、「慰安婦」問題を知りたいという参加者の要望からwamへの来館が決まったそうです。ありがとうございます!

開館してから1年半。様々な方面から団体で来館されることも増え、徐々に広がってきているのかも、と期待を持てる一日でした。
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珍しいお客さまが!
wamは東京・西早稲田にあるキリスト教団体の敷地、「早稲田奉仕園」の一角にあります。関係者・協力者にもキリスト者の方が多く、キリスト教関係の方やその団体の来館は比較的多いのですが・・・

昨日団体でwamに来館されたのは、曹洞宗のお坊さん!
曹洞宗の中で人権・平和の問題に取り組んでいるグループの皆さまが、平和資料館・博物館を巡るツアーの一環でwamにいらっしゃいました。wamの支援者の中には、仏教徒の方もいらっしゃいますが、団体で来館されるのははじめてのこと。どんな方たちなんだろう・・・と楽しみにお待ちしていました。

この日来館されたのは20数名の20代から50代の僧侶の方々。

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館内ガイドはwam運営委員の丹羽雅代さんです。

「wamに入ってこられたときには硬い表情をされている方が多かったけど、時間がたつにつれ表情が和らいでいった」と丹羽さん。

滞在時間が1時間弱と短かったこともあり、お話を伺うことは出来ませんでしたが、またゆっくりいらしていただければ幸いです!


「今はじめて語られる歴史-カンボジア内戦下の性暴力」
1月11日、今年初めてのセミナーを姉妹団体であるアジア女性資料センター(AJWRC)と共催でwamオープンスペースにて行いました。
http://www.wam-peace.org/main/modules/news/article.php?storyid=29

このセミナーは不定期で開催している「闘う世界の女性たち~現代の紛争下の女性に対する暴力」の第2回目として開かれました。現在も世界各地で続く、女性に対する暴力と女性たちの闘いについてお話を聞くセミナーで、第1回目はグアテマラについて取り上げました。(詳しくはこちら http://www.wam-peace.org/main/modules/news/article.php?storyid=3

年明け早々のセミナーだったため、どのぐらいの方が参加してくださるのか心配していましたが、50人を超える参加がありました!小さなwamは満員状態で椅子の数が足りない!と焦る場面も。

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この日の講師は、カンボジア在住の中川香須美さん(カンボジア弁護士の会,アジア女性資料センター会員)。中川さんは、クメール・ルージュ時代におこった女性に対する性暴力の実態を調査し、貴重な報告書にまとめました。セミナーではこの調査報告を中心にお話をしていただきました。

まず、ドキュメンタリー・ビデオ「タン・キム-ポルポト政権下の性暴力を生きぬいて」を上映。この作品はクメール・ルージュ時代にポル・ポト兵士による性暴力被害を受けたタン・キムさんの証言を追ったものです。タン・キムさんは「レイプの被害者はみな殺害された」と言われているカンボジア社会において、初めて実名と顔を公表し被害を告発した勇気ある女性です。作品では彼女が仏門に入ったことが伝えられていますが、この真の意味は中川さんのお話から明らかに・・・

ビデオの後は、スライドを駆使してカンボジアの歴史や文化、政治状況など背景知識を簡潔に分かりやすく説明していただきました。
次に、調査にいたる背景や手法、調査を通じて見えてきた問題点、困難であったこと、調査から得られた知見について説明されました。

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カンボジアの社会は、性暴力について語ることがタブー視されており、被害女性に問題があったと解釈され、告発は家名を傷つける行為、恥さらしと差別される風潮が厳然と残っています。このような社会状況が被害女性たちを沈黙させている中、証言者は果たして現れるのだろうか?
レイプ被害者はほとんどが殺害されているため、証言者はでてこないのでは?と懸念する声が周囲からは聞こえてきましたが、中川さんは粘り強く調査をされ、これまでまったく記録されてこなかったクメール・ルージュ時代の性犯罪について、その事実を明らかにしました。

この調査の前に被害を証言し、被害者は生存している、証言をする被害者はいるということを証明したのは、前述のビデオ作品に登場したタン・キムさんでした。しかし、証言をしたために家族やコミュニティから見放され、出家をせざるを得ない状況に追い込まれたそうです。この出家の理由はとても衝撃的でした。

ポル・ポト政権の最高責任者・上級指導者の犯罪を裁くクメール・ルージュ裁判が2006年7月から開始されました。この法廷は国連の技術的・資金的協力を受け、カンボジア国内法廷に設置された特別法廷です。現在行われているこの法廷ですが、カンボジアの司法制度の未整備や、国内の検事や弁護士のプライドの高さゆえ、外国人弁護士の支援受け入れに非積極的であるなど、問題は山積み。そして女性に対する個々の性暴力については訴追される可能性が低いことなどが伝えられました。

希望をもちづらい状況ではありますが、これまで語られなかった事実が明らかになったことは大きな前進です。今後も裁判の行方を見守り、女性たちと連帯していきたいという思いを強くしました。



救援物資?
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年12月25日から冬休みに入り、昨日からようやく開館しました。長めの休み明けのせいか、まだお正月気分が抜けません。出勤の時、自宅の炬燵ですやすやと眠っている我が家の飼い猫が妙に羨ましかったり・・・。

と思っていられたのも束の間、wamは年始からフル活動です。今日は夜7時からセミナーを開催する予定ですし、現在開催中の東ティモール展のセミナー準備が着々と進んでいます。

そして、今日は嬉しいプレゼントがwamに届きました!!!

wamの支援者の方から、ダンボールで二箱もお菓子などの食べ物が送られてきました。ユニークなセレクションで、バームクーヘンやワッフル、バターケーキなどのお菓子もあれば、レトルトカレーやスープ、コーヒーやお茶など飲み物も入っています。食べ物だけではなく、背表紙にきれいな布を貼り付けた手作りのノートや巾着もあり、田舎のおばあちゃんからの仕送りのようです。

このプレゼントが届いたのは、なんと今年で2年目です。去年は量の多さと種類の豊富さに少々面食らいましたが、今年はスタッフ一同ワクワクしながら荷をほどきました。

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誰よりも喜んでいるのは、wam一の大食漢といわれいている私、スタッフSで、上の写真は、「余りにも嬉しそうな」様子を事務局長Mが撮ってくれたものです。

wamを応援したい、という気持ちが伝わってきて、あたたかい気持ちで一杯になりました。たくさんの方たちがそれぞれの形で支援・協力してくださっていることを実感しました。今年も様々な活動を行い、人と人とのつながりを広げて行きたいと思っています。




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