wamblog - アクティブミュージアム 女たちの戦争と平和資料館 -
「慰安婦」問題に焦点を当て、戦時性暴力の被害と加害の資料を集めた「女たちの戦争と平和資料館」(wam)のブログです。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


冷えますね
今週は関東地方でも雪が降りました。
積もりはしませんでしたが、その後も氷雨や強風で
毎日寒いです

寒いと、身体がガチガチになって首や肩がこりませんか?
そんな時は、お気に入りのアロマやお香をたくと
心身ともにリフレッシュできます。

忙しい時、疲れたときこそ小さなゆとりを
大切にしたいですね。 (A)




スポンサーサイト


サンタクロースって いるんでしょうか?
 『サンタクロースって いるんでしょうか?』は、私の大好きな本の1冊です。

 この本は、今からほぼ百年前、アメリカの『ニューヨーク・サン』新聞に載った社説が本になったものです。

 8才の女の子、バージニア・オハンロンは、友だちに「サンタクロースなんていないのだ。」と言われ、その答えを尋ねる為に新聞社に手紙を書きました。その手紙を受け取ったフランシス・P・チャーチ記者が、社説を書きました。

 全文章を書くのは大変なので、省略して、フランシス・P・チャーチ記者が書いた社説を紹介したいと思います。

 「バージニア、おこたえします。サンタクロースなんていないんだというあなたのお友だちは、まちがっています。 きっと、その子の心には、いまはやりの、なんでもうたがってかかる、うたがりやこんじょうというものが、しみこんでいるのでしょう。 うたぐりやは、心のせまい人たちです。心がせまいために、よくわからないことが、たくさんあるのです。それなのに、じぶんのわからないことは、みんなうそだときめているのです。…

 わたしたちのすんでいる、このかぎりなくひろい宇宙では、人間のちえは、一ぴきの虫のように、そう、それこそ、ありのように、ちいさいのです。そのひろく、またふかい世界をおしはかるには、世の中のことをすべてりかいし、すべてをしることのできるような、大きな、ふかいちえがひつようなのです。

 そうです、バージニア。サンタクロースがいるというのは、けっしてうそではありません。この世の中に、愛や、人への思いやりや、まごころがあるのとおなじように、サンタクロースもたしかにいるのです。あなたにもわかっているでしょう。-世界にみちあふれている愛やまごころこそ、あなたのまいにちの生活を、うつくしく、たのしくしているものだということを。…

 サンタクロースをみた人は、いません。けれども、それは、サンタクロースがいないというしょうめいにはならないのです。 この世界でいちばんたしかなこと、それは、子どもの目にも、大人の目にも、みえないものなのですから。…

 この世の中にあるみえないもの、みることができないものが、なにからなにまで、人があたまのなかでつくりだし、そうぞうしたものなどということは、けっしてないのです。・・・

 サンタクロースがいない、ですって? とんでもない!うれしいことに、サンタクロースはちゃんといます。それどころか、いつまでもしなないでしょう。 一千年のちまでも、百万年のちまでも、サンタクロースは、子どもたたちの心を、いまとかわらず、よろこばせてくれることでしょう。」

 松井やよりさんが亡くなって、もう5年になります。美しいものが大好きで、好奇心にあふれ、子どものような無邪気な心を持った松井さんが、私は大好きでした。うそやごまかし、不正を許さず追求していく姿を尊敬していました。

 強い感受性と深い洞察力を持ってこそ、何が正しいことなのか追求する力を持つのだと思います。

 『サンタクロースって いるんでしょうか?』 中村妙子訳 偕成社 1972.12(初版);2003.10(改訂版93刷)

 (Y)


夏のイベントご報告(1)シンポジウム「ここまでわかった!日本軍『慰安婦』制度」
ご無沙汰しております。スタッフSです。
しばらく更新をさぼっていました...。すみません。

さて、8月1日でwamが開館して丸2年経ちました。3年目に突入したこの夏、例年通りいくつかのイベントを行いましたので、簡単にご報告させていただきます。

今日はその第1弾。(第2弾があるかは自信がありません・・・)


8月11日、東京・四ツ谷のニコラ・バレ(幼きイエス会)で戦争責任資料センターと共催でシンポジウムを開催しました。
DSC_0029.jpg



「ここまでわかった!日本軍『慰安婦』制度」と題したこのシンポジウム、講師は吉見義明さん(中央大学教員、戦争責任資料センター共同代表)、林博史さん(関東学院大学教員)、西野瑠美子さん(wam館長)と、それぞれが「慰安婦」問題の第一人者という豪華メンバーです。
DSC_0037.jpg


はじめに、吉見義明さんから「日本軍『慰安婦』問題の加害責任について」のお話がありました。
まず、日本軍「慰安婦」制度の設置の動機(1.強かんの防止、2.性病蔓延防止、3.慰安の提供、4.スパイ防止)を説明。4の理由を考えると軍が主体となった施設であったことは否定できない、と明言しました。たびたび議論になる「強制」の定義については、本人の意思に反する使役が問題であり、連行の形態は暴力や脅迫によるものだけが違法であるということではない、と話しました。
 強制性を示す資料として、米軍の資料や極東軍事裁判の証拠資料、日本軍の証拠や兵士の記録などを挙げ、「資料はある」と断言されました。「強制したという日本軍の公文書がない」という反論に「そのような文書は書かない」とし、文書史料と証言に証拠の価値の高低差はない、と語りました。

林博史さんは「慰安婦制度はどのように裁かれたのか」を解説。
 まず「慰安婦制度は当時当たり前だった」という理解は正しいのだろうか?という問いかけからはじめました。1937年に上海の慰安所への女性の移送に国外移送罪が適用されたこと、公娼制を廃止した県もあり、当時の保守的な社会でもすでに「奴隷制である」認識はあった、と語りました。次に東京裁判と「慰安婦」問題についてふれ、提出された3カ国7点の証拠書類について説明、BC級戦犯裁判で取り上げられたいくつかのケースについても解説しました。その上で、戦犯裁判における「慰安婦」認識の特徴と限界を指摘。主な強制のパターンを認識して証拠提出しているが、人身売買や詐欺・騙しによって連行されたケースに対する認識は弱い、慰安婦「制度」そのものが重大な戦争犯罪という認識まではいたっていない、植民地女性の被害が取り上げられていないことなどを指摘しました。

西野瑠美子さんは、「被害者の証言は何を明らかにしているか?」というテーマについて、「慰安婦」の徴集、慰安所での生活を中心に、被害女性たちの証言から見えて来る「慰安婦」の実態について話しました。
 米下院の決議提出以降、否定派により繰り返された反論(軍による強制を示す証拠は無い、強制したのは業者、被害者の証言を証明する証言が無い、性奴隷ではない)に対して丁寧に反論し、証拠資料にのみ関心が集まっているが被害女性たちの体験にこそ「慰安婦」制度の実態がある、と語りました。
 次に強制連行の概念について触れ、被害女性たちの証言のひとつひとつを丁寧に解説し、植民地・占領地・日本で徴集方法にさまざまなパターンがあるものの、それらは強制連行にあたると結論付けました。また慰安所でも強制はあり、女性たちは性奴隷状態におかれていた、と話しました。そして被害者の証言をウソやでっち上げと批判し無化し、文書のみで歴史が検証できる、という考え方を批判し、被害者の体験にこそ真実が息づいていると結びました。

その後の質疑応答も活発に行われ、問題への関心の高さをうかがわせました。
最後の団体アピールでは、時間を延長するスピーカが続出。事務局長Mが必死に両腕でバツ印を作るもむなしく、熱いアピールが繰り広げられました。お盆休み初日という日程にもかかわらず、120人を超える方が参加してくださいました。暑い中参加されたみなさま、ありがとうございました。

(S)





Copyright © wamblog - アクティブミュージアム 女たちの戦争と平和資料館 -. all rights reserved.